生活記録ノート

毎日のこと、旅行記、趣味などいろいろ綴っていきます。現在0歳児子育て中。

昔の旅~鹿児島・熊本~2016 1/30~2/3 ②

1/30②

そんなこんなで、鹿児島中央駅に着いてしまった。
最初に着いたときはまだ、「なんだ、やっぱり寒くないなぁ」と思ったのを覚えている。
ただ、沖縄の島の空気というか…そういう南国の空気ではなく、
ただ、西日本がもつ暖かさ?みたいなものが充満していたように感じた。
着いたばかりのテンションで、寒さを感じなかったのかもしれない。

駅を出た瞬間、目に入ったものは『若き薩摩の銅像』である。
江戸時代の鎖国の時代、国禁を犯して海外へ留学、明治維新の原動力となった19名の若者の留学生の紹介と、
17名の銅像があるのだ。『あさが来た』でおなじみの五代友厚の名前と、銅像も。
私の中では完璧にディーン・フジオカが五代として存在しているので、テンションが上がった。

しかし、五代友厚って本当にすごい人だったのだね。
もうちょっとしっかりと、『あさが来た』を見ておけばよかった。

そして、特に何も食べずに宿泊するゲストハウスへ向かった。
駅前の路面電車に乗り、「いづろ通り」で降りる。
路面電車は道路の信号も待たなければならないから、じれったい。止まってばかりだし、遅いし…。
次は歩こう!と決めたのだった。
「いづろ通り」までは、路面電車で15分ほどだった。
天文館という、鹿児島イチの繁華街の次の駅。少し歩くとすぐに港があり、
夜になるとイルミネーションもあってきれいだった。

ゲストハウスは比較的簡単に見つかった。何しろ方向音痴の私ですから、
宿を探すのにもいつも一苦労するのですが、ファミリーマートを右に曲がる、
という強力な目印があったため、迷わずに一発だった。

行ってみると、4階建ての建物。入ってみると、じわぁ~とあたたかな空気があふれているはないか。
冷え性の私はすでに体が冷え切っていたのか。受付には女性と、男性の姿が。
男性の方にチェックインをしてもらう。
そこで、4泊の予約をしたが、3泊になるかもしれない、ということを伝える。
なぜなら、鹿児島だけにずっととどまるのもな…とどこかの瞬間で思いつき、
1泊は熊本に泊まろう、と決意していたからである。
ゲストハウスの人も、「あぁ、いいよ、いいよ」という感じで、3泊分の宿泊費だけを払い、
いざ3泊お世話なるドミトリーへ。

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ちなみに、1階は共有スペース、バーがあり、2階は個別の部屋(一度も足を踏み入れてはいない)、
3階は台所、テーブル、シャワー、洗濯機、4階は男性ドミトリー、女性ドミトリー、洗面所だった。
3階で靴を脱ぎ、4階へは素足で行く。

必然的に3階の台所を通って4階へ行くことになるのだが、このとき3階にいたのが、
Iさんという長期滞在の女性と、35歳(なぜピンポイント?)のエジプト人のMだった。
Iさんは目が細くて、なんかたくらんでいるような眼で、少し怖かった。
Mさんは逆に目がキラキラしていて、日本語がかなり上手な方だった。
そこを通るやいなやMさんに「ごはん食べた?」と聞かれ、「まだ食べていないです」と伝えると、
「これから料理を作るから一緒に食べよう!」と食事に誘われたであった。

つづく