生活記録ノート

毎日のこと、旅行記、趣味などいろいろ綴っていきます。現在0歳児子育て中。

旅記録 in中国(福州~瀋陽~上海)①

ぼちぼち、また旅記録のせます。


2016年2月9日

この日、私は中国へ出発した。前日の夜から急に母の体調が悪くなり、インフルエンザ疑惑があったので私は自分がかかりやしないかと気が気ではなかった。
18時過ぎの飛行機であるのにも関わらず、13時前には家を出ていた気がする。
案の定羽田空港では退屈になってしまった。カフェに行き時間をつぶし、予約をしていたポケットWi-Fiの受け取りを済ませた。
今まで韓国へ行くときなど使ったことがなかったが、以前中国に行ったときはほとんどネットが通じず難儀であった。今回は一人旅だし、用心棒のためにも持つことにしていた。


この日の目的地は、福州。福州は、中国大陸南東にある福建省省都である。
私のアルバイト先の友人が住むのが福州の福清市の高山という場所であり、次の日にはそちらへ移動しようと考えていた。
福州長楽国際空港へ行くのに、私は一度上海の浦東空港で乗り換えを行った。
直行便もあったかもしれないけれども、値段が高かったので乗り継ぎをする選択をしたのだ。

今思えば、羽田空港から上海へ行くまでの間で、もうすでに自分は中国にいる、という感じになった。
なぜなら、荷物を預けるときに中国東方航空のゲートに並んでいるときも、周囲は爆買いを終えた中国人旅行客ばかり。日本語が聞こえてこない。なぜだか不安になったのを覚えている。

いよいよ18時10分、上海行きの飛行機に乗り込む。私は通路側の席で、隣は中国人の男性。後ろに家族がいた。
その男性が、飛行機が走行中ずーっと飛行経路をみていた。あの、今どこの海上にいるか…みたいなの。

f:id:kumanekozoku-kesennuma27:20220318144928j:plain

私もそれが好きだから見ていた。それを見ながら、あー私は本当に中国に行くのかぁと実感したのだった。


乗ってまもなくしたら、機内食の配膳が始まった。中国人の乗務員さんに紛れて日本人の乗務員さんもいて、中国語を頑張っていた。
私のことも中国人だと思ったらしく、日本人だとわかったら、少し驚いていた。
機内食の内容は牛肉か魚と選べて、私は牛肉を選んだ。すき焼き風のアスパラの肉包み、ごはん、卵焼き、こんにゃくと野菜の和え物、海苔巻き、日本そば、ピーナッツ、どら焼きというメニュー。ほとんど食べることができた。

f:id:kumanekozoku-kesennuma27:20220318144907j:plain


上海までは2時間ほどで到着する。到着すると、すごい剣幕の女性が「フージョウ!フージョウ!」がどうたら、
と言っていて、福州(フージョウ)の乗り継ぎの人を探しているのではないかと思って切符を見せたら、
あっちに行け!みたいなことを言われ、とりあえずは入国審査をして出口を出た。
出口を出る前に乗り継ぎができると勘違いしていたけれども、到着と出発の場所は違うからね。
焦っていた。荷物は乗り継ぎ、ということで自動的に次の便まで行ってくれるらしく、そこは助かった。

そして私は、上海から福州行きの飛行機に乗り込むのであった。こっちの飛行機は、もうTHE中国。
後戻りはできない旅の始まりである。