生活記録ノート

毎日のこと、旅行記、趣味などいろいろ綴っていきます。現在0歳児子育て中。

“生活密着型の安宿”、シベリア鉄道

11月10日 

昨日は日本時間の0時過ぎまで照明がついていた。
頑固に日本時間で生活していたらだめなのに、その時間から横になっていた私。

明け方、オムスクに着く。ここは時差がマイナス3時間。
カザフスタンまで息子に会いに行く隣のおばさまが、行く前に準備やらするから私もそのとき目覚めるはず!と思っていたのに、一切起きれず気づいたらいなかった。

37分の停車時間なので外に出たがおらず、机の上に昨日一昨日と分けてもらって私が大絶賛したお菓子の残りが置いてあった。。

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嬉しかった。スパシーバ!!!!!

その後も、寝ては夢見てを繰り返す。
日本時間の11時になっても真っ暗で、
でも目が覚めてしまったのでコーヒーを入れる。
ここは時差がマイナス3時間なので、
8時くらいだけど真っ暗でつらい…
日本時間の昼頃ようやく空が明るくなってくる。
川はすべて凍っていて時間が止まっているよう。

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モスクワ時間早朝、チュメニに到着。
おばさまと入れ換えで乗車した心ここにあらずのような若い男性とまた入れ換えで、なんだかわけありの女性が乗車。
乗車するなり誰かに電話しながら涙を流している。

朝ごはんとしてひじきご飯となめこ汁。
また隣のノッチ似の男性にチョコパイを頂き、
食後に緑茶と共に頂く。

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そういえば、どうもシベリア鉄道は降りる際に乗車時に配布されたシーツ、枕カバー、もう一枚毛布の間にはさむシーツを返却しているらしい。
ほんまに超生活密着型の安宿みたい。

昼頃、エカテリンブルクに着く。
女性は下車、入れ換えでまた男性が入る。
みんなどんな理由での乗車なんだろうか。
とりあえず入れ替わりの多さにびっくりする。

突然だけど、カザフ人の2人を見てて思う。
2人は窓側の上下で寝ているのだが、
上段の人は下段の人が起きていないと座って食事ができない。
2人は私がみるに、特に時間は決めずに、お互いおなかがすいたときに一緒にご飯を食べており、大体はパンとカップ麺、茹で玉子やじゃがいもなど。
食後に必ずもう一回紅茶を入れて飲んでて、片付けは交代交代にしているよう。
ノッチ似の人はひたすらひまわりの種を食べる習慣もある。

たまに下段のノッチ似の人がきっとおなかすいて上段をみるが、寝ているとわかったときは起きてくるまで特になにも食べずに待っている。

どうしてかはわからないけど、大切なことはお金では買えないな、と、当たり前のことを考えた。
もしお金で解決できることがあったら…あると思う…でも心は解決しないと思う。
そのかわり、心で解決できたことは、
お金なんか関係ないほどに更に心が豊かになると思う。

シベリア鉄道も残すところ1日になった。
この広大なロシアという地をひたすら走るシベリア鉄道
私はなんでだかこれに憧れを抱いてて、
仕事をやめた今回、かなり急遽乗ることを決めた。

本当は韓国から陸路でヨーロッパへ行きたかったが、
それはどうも難しい。
待っているよりも、今、このタイミングで行っちゃろう!と思ったのです。

これから、何が待ち受けているかわからないしね。

そんな7日間の鉄道旅も、終わりがすぐそこに。
この“生活密着型の安宿”、シベリア鉄道

来る日も来る日も時差で夜が長くなり、
普段見ることのなくなった夢のおかげで 久々にいろんな人にも会えた。
ただ、忘れちゃいかんのが私の旅はまだ続くということ。。
人生もね。。。

頑張れ!!!!
こうして6日目の夜は更けていくのでした。

あ、夜ご飯にはじめて停車駅でソーセージの入ったパンを買ったの☆
久々のソーセージに一人で最大限喜びながらいただきましたとさ🎵

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そうだ、おばさまが残したもの、ひまわりの種の殻。
なんだかふふっと笑えたよ~😊😊

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