生活記録ノート

毎日のこと、旅行記、趣味などいろいろ綴っていきます。現在0歳児子育て中。

スパシーバの気持ち

11月11日

モスクワに到着する日。夜中の段階でもうモスクワと時差が同じ(日本語マイナス6時間)だと知り再度眠り、5時頃目覚めてトイレに行きコーヒーとチョコで一服。

あと少しで着くんだ…と思うと、
なんとなく寂しさが込み上げてくる。
シベリア鉄道に乗ってみて、一言でなんとも伝えることはできないし、ボキャブラリー貧困で申し訳ないけど、、、

乗ることができて本当~によかった‼‼

ウラジオストクからモスクワまで9,288キロ。
いろんな時差を越えて、走り続けるシベリア鉄道
いろんな時代を駆け抜けてきた鉄道。
このゴトゴトと揺れる車内で、人々は何を思ってきたのかなぁ?

ただただ、乗ってる時間がとてつもなく贅沢だった。
いま、思い出すだけでもあの時間は戻ってこないんだ、って思うと寂しいくらい。
いろんな人種が乗ったひとつの車両で、
ただ朝を迎えて、日が昇って、広大な大地が広がって、時には何時代?ってくらいの田舎だったり、
時には都市だったり、日本のような町を通ったり。
ただその風景を眺めていた時間がいとおしい…。

モスクワの前の最後の停車駅を過ぎて、
着替えて荷物をまとめてもうあとはすることない!っていう時間から3時間ほど。
あと3時間ですね…と言いながらカザフ人の2人ともお別れ。

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細マッチョの方のCさんが、スマホの翻訳を使って、
「ありがとう、頑張って、また会おう、気を付けて、家の中(多分貴重品のこと?)」
と立て続けに心配そうな顔で画面を見せてきたのが印象的だった。
 
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モスクワで4月まで仕事してから家に戻るという漁師の2人。
頑張れ!!!!!!

14時13分。モスクワについた。
車掌さんは、きびきび動いて、生徒のえこひいきなく公平に接してくれる先生みたいだった。

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ありがとうございました。

下車後最初の感想は、うわっ着いた。という感じ。
久々に“ひとり”を感じた。

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思ったより寒くなくて助かったがとりあえず宿探し。
事前調べ通り地下鉄駅の華麗なこと。

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距離に関係なく、1回券は55ルーブル
まずエスカレーターの速さと、地下鉄のドアの閉じる速さにびびる。

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乗り換えると思ったら、歩いていけるとわかり歩いてアルバーツカヤ駅まで。

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荷物が重すぎて久々にぶったおれそうになったのでチョコと乾燥納豆で回復させて宿へ。
どうにか到着、おなかがすいたのでケバブを食べた。

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これ、先の部分しか写っていないけど長さが40センチくらいあってめっちゃ食べ応えあった…。
これで150ルーブルだった!
久々のシャキシャキ野菜にお肉も、嬉しかった!

そして体の疲れもあったので帰宅して、
すぐさまシャワーをあびたりして夜は更けていった。

シベリア鉄道に乗っていた日々が奇跡みたい!
本当に本当に奇跡みたい!!
もしかしたら夢だったのかも(笑)

なんてね…今、顔をデコピンしてたら現実でした。
なんと。これからももっと頑張んなきゃ。

それでは。