生活記録ノート

毎日のこと、旅行記、趣味などいろいろ綴っていきます。現在0歳児子育て中。

昔の旅~鹿児島・熊本~2016 1/30~2/3 ⑭

2月2日 ③

水俣資料館はそうして後にした。周辺を歩きたい気もしたけれど、バスの本数が少ないし、熊本に到着するのも遅くなるので、トンボ帰りに。
今度は、資料館が新しく生まれ変わったとき、また来たいと思う。

帰りは、水俣駅からではなく、新水俣駅から帰る。こちらの方が新幹線の駅なので、土産物やら充実していると思ったので。そしたらば、何よりも私が乗る予定である肥薩オレンジ鉄道の扱いがひどすぎる。
新幹線の駅を出て、右側に歩いていくと、プラットホームがいきなり現れる。
駅員も、乗客もいない。数分後に列車がくるとは到底信じられない光景だった。

そして肥薩オレンジ鉄道がきて、私は熊本へと進んだ。
熊本の大きな印象はとにかく、近代的。そこからホテルを探した。
今回は、バイト先のPさんに頂いた宿泊割引券を使いルートインにチェックイン。
荷物を置き、貴重品だけをもちいざ夕飯を食べに。

どうしても太平燕が食べたくて路面電車に乗る。
この太平燕というのが、中国福建省の郷土料理で、春雨スープにエビ、イカ、豚肉、
白菜、タケノコ、キクラゲなどの五目炒めを合わせ、揚げ玉子を添えたもの。
これが、とってもおいしそうで、通町筋というところまで行ってきた。

路面電車が通町筋に行くのかわからず、「この電車はツウチョウスジに行きますか?」とか質問をしたところ、
「あぁ、これはトオリチョウスジって読むんだよ。行くよ」と、優しいサラリーマンが教えてくださった。
やれやれ、恥ずかしい。
着くと、鹿児島の天文館に似たアーケードの繁華街。右左に様々な店が並ぶ。比較的簡単に、お目当ての紅蘭亭を発見する。が、しかし店自体は2階であり、1階の違う中華の店に入ってしまった。

メニューを見ても、「太平燕」の文字がない。あれ?ここで合っているはずなのに。
店員さんに、太平燕がないということを伝えると、「あぁ、それは2階の店ですね。よく間違われる方が多いんです」と、慣れているよう。
そそくさと2階へ移動する。2階は、1階の静けさとは打って変わり、大繁盛していた。

私は、最後の日でもあると、太平燕と水餃子を頼んだ。接客の女の子も男の子もみな礼儀正しく、愛嬌もあってよかった。
太平燕自体は、麺が春雨なので、ヘルシーな感じ。具もたくさんでうれしいし、何よりも揚げ玉子というのがなかなかない。てんぷらの玉子はあるが、素揚げのような玉子ははじめてで、とってもおいしかった。

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水餃子もおいしく、贅沢な夜だった。サービスでついたウーロン茶を3杯ほど一気に飲み、19時過ぎには店をでた。
その後、もう行く当てもなく、寒いし帰ることにした。

つづく