12月21日
今日が、私にとっては旅の最後の日。
一昨日から続く不可解な嵐がまだ続くのではという心配があったが、なんとか今日は初日ほどの嵐ではなくひと安心。
それでも雨が降っては止んだりと不安定。
晴れるのを待ってもきりがないので、8時半ごろ宿を出て、まず地下鉄に乗ってカイスドソドゥレまで。
10時から営業のリベイラ市場はまだ閑散としていた。
そこら辺をしばらく散策、またしても地元の方が集うカフェをみつけて、そこで一服した。
おしゃれなカフェをのぞいても、大体のカフェに干しタラのコロッケのバカリャウやエッグタルトが必ずある。
そこで30分ほど休憩し、また歩き出した。
本当にぱっとしない天気。
初日に雨風がひどくて行けなかった場所へと歩みを進め、途中でバカリャウとエッグタルトと思ったけど違うプリンの原型を買う。
甘すぎて味がよくわからなかった。
途中でバスに乗り、目的の『発見のモニュメント』があるベレンへ。
ヴァスコ・ダ・ガマのインド航路開拓とエンリケ航海王子って方の偉業を称えて1502年に着工されて300年も完成にかかったらしいジェロニモス修道院もあったよ。
雨は止んで風のみ。変わった色の鳥がいたりと穏やかな観光地という感じ。
本当に最終日なのかなあ?不思議でたまらないのです。
ぼーっとして、そこから市場の方へ戻るため再度カイスドソドゥレの方へ。
途中でめちゃめちゃ人気のエッグタルトの店があり、迷いつつも食べた。
温かくて、中はとろとろで、あなたのかたぁい頭を柔らかくしなさい!とクリーム様に言われているよう。
中に入ると予想以上の席数に驚き、それなのに行列できてるし。
私の好きな本に、人気店に行ってみることはいいこと、って書いてあったけど、確かになんで好かれるかわかる気がするわぁ。
そこから寄り道もしながら2時間半ほどでカイスドソドゥレに着いた。
この約3ヶ月、ほぼほぼ異文化のなかを過ごしてきたわけだけれども、
そういえば昔田舎のおばあちゃんの家に行ったとき、定期的にあった市場を思い出した。
あのときも自分にとってはとても異世界に感じられたなぁと。
一歩でも外に出ることは大切なことだと思う。
市場は朝とはうって変わり大混雑。
食べる予定のタコサラダを食べて、うろうろしてロッソ駅の方へ。
そこらへんから今回ポルトガル初の青空が出てきた。
15時くらいだったかなぁ?
暑くてダウンは脱いでうでまくりをしてちょうどいい。
そこから行く予定のレストランへ。
最後の晩餐やー‼ということでポートワインを飲みました♪
さっきのタコサラダは野菜がほぼ入ってなかったので再度サラダと、タコのリゾット。
タコのリゾットは熱々なので取り皿に移してから食べる。
トマト系で美味しいし、タコもたっぷり、海老も入っていた。
うんまい、うんまい、と思いながらどんどこ食べる。
そこでふと考える。残りの現金は23ユーロほどで、明日のタクシーはたぶん15ユーロくらい。
もし、ここで現金オンリーと言われたらタクシー代がなくなるのではないか…?と。。
ありえそうでありえそうであぁ、また確認ミスや…と思いながら、いざお会計。
現金オンリーだった…残り8ユーロになってしまう。
やっぱり悪い予感というのは当たるもんですな。
宿に徒歩で帰宅し、もう一度タクシーのおよその代金を確認すると、、12~15ユーロで、クレジットカードは使えないとのこと。
18時過ぎ、近くのATMで20ユーロおろす。
悪い両替所よりも確実にレートがいいことに気づく。
最後の最後で…と思いながらも、明日のタクシーに無事に乗れることで安心した。
夜は23時頃までOさんと電話していて、そのあとも眠れなかった。
続きは明日の日記で😊