生活記録ノート

毎日のこと、旅行記、趣味などいろいろ綴っていきます。現在0歳児子育て中。

ついにきたぞ、最西端

12月20日

昨日の大嵐から一夜明けて、さて今日はどうかと心配なところ雨の音がしたりしなかったり。。
今回の宿は朝ごはんがあり、しかも7時半から10時半の間の指定した時間に部屋に届けてくれるという。
夜からペコペコの私は迷わず7時半にして、しっかりとその時間に届いた。

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パン2つにハムとチーズ、ヨーグルト、キウイ、オレンジジュース、紅茶、食後のケーキまで。
ボリュームありすぎたぜ……‼‼

食べてから眠くなりうとうとするも、9時に出発。
Vivaという交通カードに10ユーロチャージした。
このカード自体は確か60円くらいで、スイカのような役割なのにペラペラ、代わりにマドリードの交通カードはしっかりしたカードで300円くらい、それを買わないと地下鉄乗れないのは1.2回しか乗らない人にとったらちょっともったいない感じかな?

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今日の行き先は『ロカ岬』。
実はレウスの町に行くときに列車で出会ったガウディ研究のTさんがリスボンへ行くと話したら、ロカ岬に行くといいよ!と話したから。
ロカ岬はユーラシア大陸最西端の岬で、冒険者にとっての出発点だったとのこと。

ロカ岬に行くにはリスボンのロッソ駅から40分ほど列車に揺られたシントラというところから更にバスに40分揺られなければならない。

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スペインの鉄道は全部がそうではないけれども、
ヤンキーみたいな鉄道がたくさん走っている。

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無事にシントラ駅に着き、さぁ10時40分の403番のバスや、と待っていても来ない。
案内の方が11時10分の次には来るというも、来ない。
11時半になってようやく来るも、どうも前のバスが故障したのか40分に出発するとのこと。
約1時間ほど待って乗った最初のバスの運転手は運転も丁寧で民家の塀から顔を出す犬をなでなでしたりしていた。

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12時過ぎにようやく着く。
シントラ駅で降っていた雨は止んでいたが風が強く、髪の毛が常に富士急のええじゃないかに乗ったあとみたいにぐしゃぐしゃ。

たどり着いたユーラシア大陸最西端。
ロシア極東部ウラジオストクに着いたのが11月3日。
長かった、長かった……。
ここまで来たんだ、来れたんだ、しかし風が強すぎて考えに拭ける余裕もない。

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天気も悪く景色はあいにくでしたが、それでも行けてよかったな。
行きに1時間くらい共に待った韓国や中国系のカップルたち(偶然アジア系が集まった)も、私と同じく13時4分のシントラ駅行きのバスを早々と待っていた。

しかし、来ない。
30分待っても来ない。英語のできる中国系のカップルの彼氏が近くの人に聞くも、わからないと答えていた。
途中で南アフリカの男性に話しかけられる。一人でスペインやアイルランドを旅行中とのこと。
そのあと、10分ほどでようやく来た。

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みんな風の強さで気温は特別低くはないけど結構疲れていたね。
ようやく乗れたはいいけど今回の運転手はやる気のない感じ。

乗車した際に4.3ユーロの片道運賃だから5.3ユーロを渡しているのに受け取ってくれず、シントラ駅に着いてから渡しておつりをもらおうとしても「降りて。」とだけ言われ、降りて待っていたけどその運転手は上着を着て立ち去ってしまった。

往復で4.3ユーロだったのかと案内係の人に聞くも片道で合っているらしく、ロカ岬に行くバスに再度乗りお金を渡した。
また降りようとする私に「?」という顔なので、
『さっきの人が受け取ってくれなくて……』という風な顔をしたら「understand(渋い顔で、あぁ、理解したみたいな感じかな?)」と言うので、さっきの運転手がやる気なくてどうしようもなくて立ち去ってしまったことを理解してくれた様子だった。

どこにでもああいう人はいるんだなぁ。。
昨日の大嵐で濡れた靴がまだ完全に乾いていなかったこともあるが、少し寒かったのでロッソ駅の列車が来るまで近くのカフェで休憩した。  

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昨日と同じくバカリャウとコーヒー。
安いのに美味しくて感動。そこでOさんに電話したりして、更にじゃがいもやケールの入ったスープを追加注文。
とろとろしたスープで体と心が一気に温まる。

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そうして、15時40分の列車に乗った。

17時近くに無事にロッソ駅に着き、夕飯がてらビファーナというポルトガルB級グルメを。

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豚肉がパンにサンドされたシンプルなサンドイッチで、気になっていた食堂で立ちながら食す。うん、美味しい!
けど、かなりシンプルだよなぁ。
全体的にヨーロッパって特別しょっぱかったり辛いものが少ない気がする。
だからどれもこれも手をつけやすいというか…ほどよく美味しいです。

その後よたよたと少し市場を見学して帰宅ルート。
最後の最後で天気が悪いとは…仕方ないけれどもね。
しかし、リスボンは金融や商業などで重要な都市であるため、世界都市のひとつだという。
恥ずかしながらリスボンという名前はこの旅で初めて知った。

どーんな町にも、住んでいる人がいて、旅人がいて、あー、なんだかおもしろい。
みんながこの時代を作っていると思うと面白い。
いい未来が待っていればいいんだけれども…。
では、おやすみなさい。