12月22日
ついに帰国する日がやってきた。モスクワで乗り継ぎがあるので、正確には23日の帰国になるが…。
朝3時に起きて、顔を洗ったりして身支度。
いままでの日々が本当になんだったのだろう、と思える。
3ヶ月近く韓国にいたことはあるけれど、こうして旅をしたのははじめてだった。
ましてや英語も幼稚園レベルで、ヨーロッパ自体が18年前のスイスぶりの私にとって、全てが、本当に全てが刺激的だった。
朝4時にタクシーに乗るためチェックアウトをする予定だったのだが、なんとフロントの女性が私分の朝ごはんを袋に入れて用意してくれていた。
なんだか感動した。
タクシーに乗ったら大音量でラジオが流れており、そこで流れた曲が私の旅のエンディングのようだった。
タクシー代金は丁度10ユーロ。
優しいタクシー運転手で、オブリガード(ポルトガル語でありがとう)と言うと、ポルトガル語を知ってるの⁉という感じで喜んでいた。(それしか知らんのよ…)
空港は想像と違い小さめで、チェックインの場所へ行くもまだ開いていない。
りんごやヨーグルトを食べながら40分くらい待つ。
無事に終わり、荷物チェックも終えた。
朝ごはん用のパンたちを食べ、マックでコーヒーを買って飲んだ。
そういえば荷物チェックのとき、日本のパスポートを見せたら「おお!おはようございます!」と日本語で言われ、日本語は平仮名、カタカナ、漢字があるから難しいけどとてもよい言語だ!と言われる。
他の空港の方もみんなみんな親切だった。
ほんの少し残ったユーロでチョコなどを買い、出国審査も終えて搭乗する。
韓国人が数人いて少しホッとする。
モスクワで乗り継ぎのため、モスクワ行きの便にはロシア人が乗っていた。
ロシア人の顔つきはやはり西欧とは異なる気がする。
目が青い人が多いし、なんかくっきりしている。
朝の7時35分、定刻通り出発し、しばらくして機内食が配られた。
ロシアで私も食べたクレープのようなブリヌイと、パンと挟む玉子やハムにチーズ、莓ヨーグルト、カスタードケーキ。
ブリヌイと莓ヨーグルトのみ食べてぼおっとして、暇を弄んで、モスクワ時間の15時頃になりもうベルト着用サインが点灯し、到着予定時刻は16時15分なのにはやいなぁ、と思っていると、15時45分頃にはもう着いてしまった。
さすがロシア、この時間でもすでに薄暗く、軽く雨が降っていた。
時差もあるしでよくわからないけれどもとりあえず機内を出る。
睡眠不足もあるからかぼうっとしてしまう。
起きているのに起きていないような朦朧した感じだった。
この乗り継ぎでWi-Fiが使えないのが一番つらかった…。
最初の1時間はぶらぶらと店を見るも、空港はやはり高い…。
700ルーブルほど余っていたのに、モッツァレラのジェノベーゼソースのサンドと水でほぼすっからかんになってしまった。
その後は顔を洗い、少しすっきりし、搭乗ゲートを探して近くで着席。
まだ耳がおかしいのもあるけれどもかなりだるく、そこで20分くらい寝て、それでもあと2時間くらいあり手持ち無沙汰に。
しかし、ヨーロッパに来て思ったこと。
高級な店とかはわからないけれど、全くお客様優先ではないのが面白い。
こっちが必死に聞いているのに、従業員同士の話に夢中だったり、、
ねえ!こっちに気づいて!と思う。(笑)
ふうあー。長くはないけど、短くもない旅が終るんだね。
日本に着いたら、何を感じるのだろう。
80日ぶりくらいの日本。ふあー。
いつか、どこかの国から日本に帰ったときひどく安心したこともあったし、
逆にずうっとその国にいたいかも、と思うこともあったし、
さて今回はどう思うんだろう?
そんな気持ちで飛行機を待っていた。
その後、定刻通り成田空港へ行く便に乗り、出発。
今回はじめての大きめの飛行機。
映画が見れることに感動し、まずは韓国の【僕の特別な兄弟】を。
その終わり頃に夕飯到着。
クスクスやらそばのみやらでなんだかポロポロしたものばかりだったけど、パンを残し完食。
その後、【翔んで埼玉】で爆笑。
途中で睡眠を試みるも全く眠れへん!!!
朝ごはん届く。
三本目の映画【ズートピア】で爆笑。
そしたら、気づいたら成田空港についていた。
機内モードを久々に外す。不思議な気持ちすぎて、それでも、海外でひとりでいたときとは違う堂々とした気持ちが前に出る。
言葉ができることで生まれる自信だろうか。
荷物の受け取りなどで手間どうも、無事に受け取り帰国。
実感がない。日本を出たときもそうだったけれども。。。
また、あとでゆっくり書きますのでとりあえずここまで。。