生活記録ノート

毎日のこと、旅行記、趣味などいろいろ綴っていきます。現在0歳児子育て中。

芸術の町でパンツの洗礼

12月10日

6時頃目覚めたかな…エスプレッソを作って、リトアニアで買ったライスケーキにバターを塗って、昨日買ったオレンジも。

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バターが美味しいのよね~!
エストニアでバターが美味しすぎてバターだけで食べてしまう話をしたら、これまたゲストハウスオーナーのYさんが「普通に食べますよ!」と話していてホッとしたのを思い出す。

8時頃家を出る、真横のコインランドリーで洗濯しようとも小銭がなく、今日は街をぶらつくだけなので午後にやろうと決める。

まず、175年の歳月をかけて作られたドゥオーモなる教会を通りすぎてウッフィツィ美術館へ。
ミケランジェロラファエロの作品があったで!!
感動したのはソクラテスの彫刻!

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まじまじと顔をみてしまった(笑)
あ~ソクラテスも生きていたんやな。
時代は変わろうとも、存在の証は必ず…ある。。1人1人生きていたって証が。

12時頃にウッフィツィ美術館を出る。 
今までの美術館でサンクトペテルブルクエルミタージュ美術館が明らかに一番大きかったと思うけど、どちらにしても私の美術館耐久時間は3,4時間が限界…👍👍

疲れて少し休んでから、事前調べで出てきた安くて美味しいランチが食べられる店を1時間近く探す。
トマトのショートパスタに、ベーコン、ソーセージ、豚肉のソテー、マッシュポテト。

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ベーコンが美味しくてニヤニヤが止まらなかった‼
しかし、値段が情報の倍だった‼
しかも現金のみだった‼
あはは、どんまい、と思いながらからっからのお財布を見つめ、気を取り直しヴェッキオ橋というフィレンチェ最古の橋でアルノ川を渡り、ミケランジェロ広場へ。 

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川を見て落ち着く。フィレンチェを一望する贅沢さに心安らぐ。
気仙沼のイタリアンシェフもフィレンチェがおすすめ、と話していたけど、この景色を見たのかなぁとぼんやり思う。

ひととおり歩き、トイレに行きたくなるもなく、15時頃宿に戻り現金を入手してスーパーで モッツァレラが半額で、超がつく優柔不断の私だが即買い。
そしてコインランドリーへ行くも両替機発見、、3ユーロで洗濯、35分間は部屋でエスプレッソを飲みながら本を読んでいた。

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35分後に行くと、すでに洗濯が終わっておりアジア系の親子が埋まった洗濯機の前で待っていた。
せかせかと中から取り出すも、なんかおかしい。
明らかに始めてみる英字デザインの黒い何かが入っていた。
でも、他のものは全部私のもの。
どういうこと?広げてみると男性用の下着、「GROW UP...EAT PASTA」と書いてある。

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一瞬何が起きたかわからず周囲を見渡すも親子と地元風の夫婦しかいない。
今回の旅の奇妙ランキングできっと上位を獲得するだろう謎の下着は台に広げて置いておいた。
誰かが間違えたのか、イタズラか、、
昼間パスタを食べたことも合わせて、きっとかなり神妙な顔をしていたに違いない、すぐさま自分のものを乾燥機に入れて、10分間立ちながら読書して待って部屋へ。

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乾燥機をほとんど使わないためわからないんだけど、あんまり乾いてない部分があるものを干して、円をユーロにするためにまたウッフィツィ美術館の方へ。
ライトアップされたドゥオーモ前のツリーが美しく、加えて真ん丸のお月さまが見えて、光って安心するなぁ、って思う。

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その後無事に円をユーロに換えて、宿に戻りモッツァレラを食べる。
今日賞味期限のモッツァレラだったが、弾力ありシンプルな塩気にも顔がほころぶ。

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イタリアでモッツァレラだけを食べたかったんだ~(=^ェ^=)

そうして、今頭を悩ませるフランスのストライキ
なんでも、鉄道関係の仕事は今まで定年が52歳だったんだけど、それを政府が62歳に引き上げると発表して、それに反発するストライキらしい。

ぎりぎりまで様子を見て決めようと思っていたのですが、フランスへ移動する前日もストライキのため乗りたい鉄道は運休、今回フランスは行かないことになりました。悔しい~ったらありゃしない…。
でも、すごいな、フランス…。
結局韓国からも北朝鮮が通れなかったし、次、いつか、、逆バージョンで旅してやると思ったのでした。

しかしフィレンチェは芸術の町っていうけど、思えば今使ってるものも、乗っているものも、ぜんぶ人が作ったものなんだね。
そう思うと、人ってなんでも作ることのできる可能性をもっているのね。

自然と人工物について考えてしまう…。
何がいいかは人それぞれだけど…。
人が人を作るっていうのはこわい。
自分の意思がなく、言われたままにすること、自分で道を選ばないこと、それも作られているのと似ている。
だから、人のせいとか社会のせいにしてしまうのかな。
自然も自然でいろんな意味で脅威的ですが、それでもやっぱり生きるって素晴らしいんだよな。。難しいわ。

そうして、フィレンチェの最後の夜は過ぎていきましたさ。