6月29日
こんにちは。
突然ですが、私が今まで行ったことのある病院ランキングの第一位が歯医者だ。
間違いなく歯医者だ。
でも、何回行ってもこわい。
小さい頃はよーく泣いた思い出があるし、
地元の歯医者の匂いは嫌いだし、矯正をすることになったときは、装置を着けた2、3日は歯が痛すぎて物を食べられないし、歯医者との闘いは本当に数えきれない。
虫歯ができやすいから何度も治療をしたし、そのたびにあのなんとも言えない麻酔のちくりとした針にヒヤヒヤとして、終わったあと唇がぼわっとしていて、それは面白かった。
大学生の時、なにかがきっかけでまた矯正をすることに決心したときからは、その後手術するまでに親知らずを含めた8本?もっと抜いたっけ?を抜いたり、いま思い出すとひぃやーっとなる。
受験とか、段審査とか、大きな発表とかのときは、大抵必要以上の緊張をしてからだ中がきゅーっとなったけど、抜歯前もそんな感じで、はやく明日の今ごろにならないかな…と、緊張すること、こわいことが終わったあとの未来を想像してはまた緊張でちぢこまってしまっていた。
最近はそんな種類の緊張が消えた、気がする。
まぁ、だからどうした?という話ですが、私にとったら今はよくても今の歯が安定するまでの期間は毎回歯医者にいくときは緊張していたことを思い出したのでした。
痛いことって、こわい。
心が痛いことも、こわい。
痛みは人に見えないものだから、自分で耐えるしかないもの。
自分の心と体で生きている以上は、逃れられない試練である。
そんな昨日、半年ぶりに歯医者に行ってきた。
矯正科と口腔外科で合わせて数十枚の写真を撮り、ピンクの物体を混ぜてかためて歯形をとり、放射線科でレントゲンに加えCTも撮り、忙しかった。
口の中を撮影しているとき、ある事件が起きた。
“どうでもいいこと思い出し笑い事件”である。。
つい最近、Oさんの鼻を見ながら、「いま、どこをみていると思う?」と聞いてみた。
よく、面接とかで目ではなくて面接官の鼻をみれば、目をみているように伝わる、ということで。
「目!」と言われて、ちがうよ、鼻だよ、と得意気に上記のことを伝えていた。
Oさんはそのとき、まさに私の目をみていたから、「いまどこみているの?」と聞いたら、「鼻!」との答えが。
身をもって、鼻をみると目をみているように見えていることを実感したが、そんなどうでもいいことを思い出して吹き出したのであった。
人生のはじまりから歯医者に通っていて、口の中を開けながら勝手に思い出し笑いをしたのはなんだかはじめてであった。
歯医者さんたちの反応は意外だった。
私以上に笑ってくれて、「どうしたの?!大丈夫?!次は顔の写真も正面から撮るから、笑いきっといてね!」とのこと。
笑いきる。面白いね。
どうにか笑いきり、無事に撮影終わり、3時間ほどいた歯医者をあとにしたのであった。
今、3ヶ月の旅行記を祖母に見せようと直しの作業をしているけどすごい量。
それなのに、あっ、このときもっとあんなことあったよな、、とか、余計なこと?を思い出す。
無事に終わるのは会える可能性があるお盆までとして、しっかりと卒寿を迎えるばあに読みやすい文章にしなくては。
さて、ひさびさの実家のご飯、毎食おいしくて感動する。
ゆっくりすることも目的としているからやっぱり噛み締めて食べられるのは嬉しい。
書くことは山ほどありますが、寝たい気分なので寝ようと思います。
そうそう、今夜は昨日賞味期限が切れていたチーズをふんだんに使った茄子とピーマンのチーズ焼き、じゃがいものパンケーキ(薄切りじゃがとオイルサーディンを混ぜて焼くだけ)を作った。
我が家は、賞味期限切れが普通だからこわい。
まぁ、いっか。では、またね。