生活記録ノート

毎日のこと、旅行記、趣味などいろいろ綴っていきます。現在0歳児子育て中。

昔の旅~鹿児島・熊本~2016 1/30~2/3 ③

1月30日 ③

なんでも、30歳で料理に目覚めたMさんが、みんなにエジプト料理の腕を振るうというのだ。
台所を見ると、大量の鶏肉が。1キロ以上あったのではないか。
それをまずきれいに下処理し、大きなフライパンに入れ始めた。

18時くらいだっただろうか。炊飯器のスタートボタンを押し、19時にみんなで食べ始めよう、とのことになる。
だが、結局そのエジプト料理が出来上がったのは、20時(笑)
何しろ、1時間くらいずっとぶつ切りにした鶏肉を鍋にいれたまま放置なのである。
Iさんも私も気になったが、なぜだか、そのままでいいようだった。
にんにくやじゃがいもを切り、それらを入れ、トマトを少々切り、
それにプラスでトマト缶のトマトをだーっといれて、またさらに煮込み、
出来上がったときは、違う宿泊客の方たちも集まり、6人になっていた。

Mさんと、Iさん、私、これまた鹿児島県出水に住んでいる女性、中国人の女の子と日本人の旦那さんというメンバー。
この中国人の女の子がまた別にキムチチゲを作り出し、(かなり大量でびっくりした)エジプト料理とキムチチゲを囲んでの食事となった。

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このエジプト料理(名前はまだないらしい)、本当に本当においしかった。
トマトの甘味、にんにくの風味がマッチして、鶏肉もほろほろと柔らかくて!
ごはんにも、炊く際に水の中に胡椒などをいれて炊いたため、普段とはまた違う味覚…。美味しい!!

しかし、4本抜歯を終えたばかりの私は、食べる速度も遅く、噛むのが難しいため、おかわりはせずに食事を終了した。
キムチチゲの方は、旨味がなかったように感じた。
旦那さんも、「これはあんまりですね」とか言っていた。

食事を終え、軽くみんなでおしゃべりをした。
江蘇州出身の中国人の女の子、Nさんは日本語がぺらぺらで、旦那さんは中国語がぺらぺら。
二人で会話をするときは主に中国語なので、最初みたときは中国人カップルだと思った。
そこでなぜか日中韓の政治の話となる。中国や韓国は子供のころからしっかりとした教育を受け、
日本は悪い国だという意識が自然と生まれるが、日本はその教育がしっかりとしていないため、
中国と韓国にそこまで嫌悪感がないという点がいい、とMさんは言った。

けれども、逆にしっかりと教育をうけ、悪いことは悪い、と認めた上で国を見つめることがいいと思うから、
やはり日本の教育は間違っているなー、と私は思うのであった。
しっかりとした知識がないと、逆に小さな誤解などでその国を判断したり、蔑視することにもつながると思うから。

その日は、なぜかMさんがチューハイ2本おごってくれて、久しぶりにお酒を飲みながら談笑し、楽しかった。
来るときに新幹線7時間で2万5千円だったという話をしたら、「え?飛行機2時間ほどで7000円だったよ?」と言われ、深くショックを受けた私。早割というものを使ったとのことで、急に鹿児島行きを決定した私にとって7000円は不可能であったにしても…時間と金…。
うーむ。しかし、もし飛行機に乗っていなければ、あのおばさんに出会うこともなかっただろうと、気持ちを落ち着かせる私。しかし、帰りは飛行機で帰ってやる、と決めたのだった。

夜は泥のように眠った。というのも、ベッドについている小さな明かりをつけ、携帯をいじっている途中で寝てしまったからだ。
3時ごろに目覚め、明かりを消し、また眠りについた。
そんな感じで、初日の夜は終了した。